お守りとして結婚指輪を手にするのなら

契約の縛りとして誕生した結婚指輪

結婚指輪は、単に「結婚証明」だけではなくお守りとしての一面も持っています。元々は絶対に別れない「鎖」のような役割を持っていた結婚指輪。昔の「結婚」は、現在のように愛し合う2人がおこなうものではなく、家同士の繋がりを強化するためにおこなわれてきたのです。
万が一にも2人が別れた場合、家の存続にも影響が出かねません。そこで契約のために贈られたのが、鉄の輪。諸説はあるものの、送られた鉄の輪が「結婚指輪」の始まりとされてきました。

呪術の道具として使われた指輪

輪は途切れないことから、永遠を意味します。実際に指輪そのものを呪術の道具として使っていたと考える、学者も少なくありません。
現代の感覚からすると「あり得ない」中で誕生した結婚指輪ですが、永遠を誓い合った2人が手にするのは否定のしようがない事実。指輪が持っている元々の目的も相まって、いつしか「お守り」として使う方も増えてきたのでしょう。結婚生活は甘い事だけでなく、辛い現実を突きつけられる場合も。辛い現実を乗り越える力が、結婚指輪には秘められているのです。

お守りとして結婚指輪を用いるなら青を起用

お守りとして結婚指輪を用いる場合、おすすめしたいのは「青」を取り入れたデザインです。「サムシング・ブルー」と言い、結婚式に「何か青い物」を取り入れると幸せになれると言い伝えられていました。青は神聖な色であり、純潔や清らかな愛の象徴。神聖な色を花嫁が身に着けることにより、幸せが訪れるというもの。
もっと簡潔に述べれば、一種のおまじないです。

サファイアを結婚指輪へ

おまじないに科学的な根拠はなく、青を結婚式につけたからとはいえ、どうにかなるものではないでしょう。でも「不吉な色」を身に着けて結婚式に臨むのは、誰しも抵抗はあるでしょう。おまじないを信じるか信じないかは個人の自由ですが、やはり「神聖な色」を身に着けて臨みたいもの。
なお結婚指輪に青を取り入れるのなら、サファイアを用いるのがオススメ。サファイアを結婚指輪として扱っているブランド店は少ないものの、裏石としてなら多くの店舗で取り扱いはあります。