誕生石は商売の一環だった!?知られざる物語

大人気の誕生石

誕生石があしらわれた結婚指輪は、人気があります。誕生石を身につけると、ちょっとしたお守りになるからでしょう。また相手の誕生石をご自身の結婚指輪にあしらうことにより、側にいる感覚も強くなります。
では、誕生石はいつどこでどういう形で誕生したのでしょうか。意外と知られていないかと存じます。

実は商売の一環だった!?

誕生石の概念が登場したのは、1912年のこと。意外と最近の話です。アメリカの宝石商が定めたものになります。日本に誕生石の概念が生まれたのは、1958年のこと。昭和ど真ん中です。宝石の組合が制定したのが始まりです。
ところが、宝石の組合は国内だけでもいくつかありました。組合ごとによって誕生石を設定していたので、市場は大混乱。そこで各組合に働きをかけて、誕生石を統一しました。2021年に。時代は令和です。

12個の宝石!神秘のエネルギー

誕生石誕生秘話は、ロマンのかけらもありません。なんだかがっかりです。しかし「12個の宝石」については、はるか大昔から存在していました。時は神の時代。司祭の胸当てには、12個の宝石が埋め込まれていました。また神の神殿を支える土台には、12個の宝石が使われていたとも言われています。事実化どうかは、神のみぞ知るでしょう。
ただ装飾品がお守りとして使われていたのは、紛れもない事実です。実際に史跡から、お守りとして使われていたと思われる装飾品がいくつか見つかっています。装飾品を愛用した理由は諸説ありますが、自然のエネルギーを身にまとうためとも言われています。当時は現代とは比べ物にならないほど、危険が脅かされた頃。装飾品を使って力をつけようとしていた説は、一応の筋は通ります。

衝撃は現代へと

そんな中で、発見したのが12個の宝石だったのでしょう。発見した当時は、相当な衝撃だった筈です。あまりの衝撃であるが故に、神様と紐づけたのかもしれません。
想像の範疇でしかありませんが、衝撃を受けなければ現代まで「誕生石」が語り継がれることはなかったはずです。